ニオイの問題を無視すると!?住宅設計で考えたいこと


目に見えないけど気になるのがニオイ

人は自分の好きなニオイは気になりませんが、嫌いなニオイには嫌悪感を覚えます。家造りの設計で配慮したいのは、嫌なニオイの発生をいかに抑えるかです。ニオイは風に乗って遠くまで届く性質があるので、例えば一階に置いてある生ゴミのニオイが二階まで届くといったケースは少なくありません。道路側にしか窓がない間取りであれば、窓を開けて換気をするときに排気ガスが侵入してくる可能性があります。バリアフリーの居室は明るく広々とした空間を演出できますが、ニオイが伝わりやすい欠点があります。ニオイを広げないためには、必要な箇所に仕切りを設けるなどの対策が必要でしょう。

ニオイの伝わりやすい間取りは避けよう

嫌なニオイはストレスを生むので、ニオイが気にならない間取りに調整してください。芳香剤の香りで悪臭をごまかすという方法もありますが、悪臭そのものを消臭できるわけではありません。芳香剤との相性が悪ければ、悪臭と混じってさらに嫌なニオイになることもあるでしょう。それゆえニオイはごまかすよりも、発生させないこと、伝わりにくくすること、などが重要になるわけです。間取り図はニオイ対策をする場面においても役立ちます。ここでニオイがどのように流れていくのか予測してみましょう。例えばキッチンの上に寝室がある場合、調理時のニオイが寝室まで上がってくる可能性があります。ニオイを拡散させないためには換気扇や窓を適切な場所に置くことがポイントです。窓は対角線にして設置することで、効率的にニオイを逃がすことができます。

親世帯と子世帯が住む二世帯住宅の間取りは、それぞれの生活動線や生活リズムに合わせて決めることが大切です。

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